『事実』の世界と『言葉』の世界

 

普段はあまり意識しませんが、

私たちが生きているもの世界には2つの世界が存在するんです。

 

 

事実の世界と言葉の世界

 

この世界には
事実」の世界
言葉」の世界 が存在します。

簡単に言うと、
事実は実際に起きている世界。
言葉の意味を理解して認知している世界。

そして、私たち人間が生きているのは
「言葉」世界の方です。

すなわち、人間は言語空間に生きていると言えます。
人間は言葉を通し、意味を理解して認知しているということ。

 

例えば、
横断歩道をを渡る時にワゴン車が通りました。

 

僕の目には2人乗っているのが見えました。
となると僕の世界の中では、
そのワゴン車には2人乗っていると認識します。

これが「言葉」の世界です。

しかし、「事実」の世界は
実際は後ろにも2人乗っていて
計4人乗っていたかもしれません。

このように

「事実」の世界とは異なることでも
自分が目の前の光景を言葉を通して意味を理解し、
「言葉」の世界を(仮)事実として捉えてしまいます。

 

私たちは言語空間に生きている

 

わかりやすくするために極端な例を出しましたが
「言葉」の世界、「事実」の世界をイメージできましたか?

人間は言語空間に生きているということ。
これをまずは理解できればOKです。

その形を見て過去の
経験との類似性を認識する。

そして、

過去の類似性に照らして
『臨場感』のある形にその場限りの意味を与えるわけです。

要は、臨場感を感じることに置き換えて認識しているということ。

人の脳は身体を現実に順応させようとしますので。

 

 

 

人の価値観の成り立ちを知る

 

この臨場感を感じ、認識するまでのプロセス、
その価値観の成り立ちを知ることができれば、様々なことに応用することができます。

人の「感情」は、「価値観」に左右されます。

「ディズニーランドが大好き!」
という「価値観」を持っていれば、
ディズニーランドは快適な場所になり
持ってなければ、退屈な場所でしかないように。

つまり、

人は「感情」以上に「価値観」の支配を受けており、
「価値観」を変えられれば、人は簡単に動かせるのです。

 

下記の図は人が行動に至るまでの概念図で、
下の概念は、上の概念に支配されています。

 

常識、前提
     ↓
    価値観
     ↓
     感情
     ↓
     行動

 

つまり、価値観を変えるには
「常識」「前提」を把握して、
「別の視点」を提示すれば良いのです。

 

相手の価値観を変えるために、
相手の「常識」「前提」を覆すには、自分自身がそこに疑問を持てることが前提。

 

「常識」に囚われてしまうと、
人は視野が狭くなり、行動が制限されます。

 

・いい大学を卒業して、大企業に就職しないと幸せになれない。

・正義ヒーローが行っていることが正しくて、悪者が言っていること間違ってる。

 

 

つまり

価値観を支配している「常識」「前提」を覆せば、価値観が変わり、感情を煽らずとも、
自然と行動させることができるのです。

 

具体的(簡単にまとめる)ことができれば、人は臨場感が湧くので。

 

必要な意識

 

あなたがもし、今の環境に対して満足していない、何かを変えたいと思っているなら、

 

「常識」そのものに、疑問を持つという意識を常に持ち続けることが大切です。

 

あなたの今の常識は正しいと思っていますか??

でもそれも所詮はあなたが今まで生活してきた環境の中で培ったもの過ぎないので。

 

だからこそ、現状を変えたいのであれば、今の自分、自分の考えに疑問を持てるようにならないといけませんよね。

 

 

 

具体と抽象を自由に行き来できる能力がついてしまえば応用の幅はいくらでもありますので。

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