世の中には大衆思考と貴族思考の2種類の人が存在します。
果たしてあなたはどちらに分類されますか??
大衆思考と貴族思考
スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットは
『大衆みな間違う』といっています。
大衆とは、善い意味でも悪い意味でも、
「他の人と同じ」ことに価値を感じ、
そこに「皆と同じ」という群居衝動(承認欲求)
を感じて安心する人のことです。
今は特にFacebookやSNSが普及し、
全ての人が情報発信をすることができる時代なので、
「自分より優れた人」とか「自分より実績を出している人」を、
中々素直に認めない社会になっています。
逆に、多くの人と「友達申請」をして、
多くの人からの共感や承認の「いいね!」を
もらうことが価値であり安心を得られる、と思っています。
2chも含め、「強者」を言葉一つで
みんなで寄ってたかって簡単に批判できるからです。
でも、世の中で結果を出す、とか実績を出す、というのは、
「その他」大勢から抜け出すことを意味するのです。
そのためには、自ら自分自身に責任や義務を課し、
その要求に応えていく人間しかあり得ないのです。
そしてそういう人間しか実績を上げることができないが故に、
そういう人間は「少数」なのに、
大衆は、そういった「少数者」を排斥したがるのです。
![](https://oi-ty-b.com/wp-content/uploads/2017/05/ad23-1-300x210.jpg)
でも、その過程の中(多くの人から排斥されていく中)で、
数多くの人の「大衆的な意見」を聞くことにより、
実は「言われる側」は、
勝手に視点が上がっていくとはどういうことか?
例えば、
豚がブーブー騒ぐのであれば、
豚の特性を理解し、こーしよう、あーしよう、
って人間の方が考えるじゃないですか?
それならこいつはサッサと
「とんかつ定食」にしてしまおう。
どうしようもないから、この柵に閉じ込めて、
3日後に屠殺しよう、とかとか。
つまり、一度上位概念に行ってしまうと、
いくら豚からブーブーブーイングされることがあっても、
常にこちら側の視点は高いままなのです。
そして、ブーブー言われれば言われるほど、
逆に、こちらのメタ認知がどんどん進むだけになるのです。
だからこそ、常に大衆は大衆のまま
(消費者は消費者の世界観・パラダイムのまま)であり、
少数者は少数のままなのです。
「高視点」とか「メタ認知」とか「セールス」というのは、間違いなく「大衆思考」ではなく、
「貴族的精神(自らに負荷をかけられる人)」
一度「貴族的精神」で生きる世界に入ってしまえば、
もう2度と大衆の世界に戻ることはできません。
常に一方通行であり、
一度上位概念(大衆思考<貴族的思考)に入ってしまえば、
あとは周りにいる95%の「大衆」たちが、
自分の視点を勝手に上げ続けてくれます。
これが、
あなたは大衆思考になりたいですか?
それとも貴族的思考になりたいですか??
そこを踏まえてどう行動するべきか現実と向き合いましょう。